北海道 鈴木知事“週末は感染対策の徹底に協力を” 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染拡大について、北海道の鈴木知事が記者会見し、道内の感染状況が憂慮すべき事態にあるとして、この週末は体調が悪い場合の外出の自粛や、札幌市の繁華街・ススキノでは午後10時以降、酒を提供する店を利用しないなど感染対策の徹底に協力を求めました。

この中で、鈴木知事は「道内での感染拡大は非常に顕著になっており、ススキノの接待を伴う飲食店などでの感染の連鎖が、全道へと拡大している状況にある。非常に憂慮すべき事態だ」と指摘しました。

そのうえで、この週末は、体調が悪い場合は外出を控えることや、札幌市の繁華街・ススキノでは、午後10時以降、酒を提供する店を利用しないこと、そして、食事は静かに楽しみ、会話するときはマスクを着けることなど、特別措置法に基づいて要請している感染対策を徹底するよう、道民や事業者に協力を呼びかけました。

そして、鈴木知事は「一人一人が注意しなければ感染は防げない。皆さんの命と健康を守るための戦いであり、この戦いに打ち勝つため、協力をしてほしい」と述べました。

また、繁華街・ススキノでの営業時間などの短縮要請に関連して、鈴木知事は、ススキノの午後10時時点の人出が、ことし9月1日までの1週間と比べて、今月12日までの1週間は平均でおよそ44%減少しているとしたうえで、札幌市と連携して飲食店などを戸別訪問するなど、事業者に一層の協力を求めていく考えを示しました。