千葉県 地域の診療所など800か所余りで発熱患者の検査や診療へ

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備えて、千葉県内では16日から地域の診療所など、800か所余りで感染の疑いがある発熱患者の検査や診療が行えることになりました。

千葉県では13日、新型コロナウイルスの対策本部会議が開かれ、はじめに森田知事は「県内の新規感染者は、きのうは過去2番目に多い74人に上った。全国的にも急速な感染拡大が懸念され、より一層の警戒が必要だ」と述べました。

千葉県は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、発熱などの症状がある場合は、かかりつけ医など、地域の身近な診療所などを「発熱外来」として指定し、検査や診療を行う体制の拡充を進めています。

会議では、指定を受けた346か所のほか、時間帯を定めずに、個別に患者への対応を行う診療所なども含めて、合わせて819か所の医療機関で検査などが行える見通しであることが報告されました。

県は、患者数のピーク時に対応できる医療機関の数について、1100か所を目標に確保したい考えで、今後も診療所などに協力を呼びかけていく方針です。

受診を希望する場合は、
▽まずは、身近な医療機関に電話で相談し、
▽相談先に困った場合には、県のコールセンターなどの相談窓口に、問い合わせてほしいとしています。

患者を受け入れる医療機関の名前は、公表しない予定です。

森田知事は「引き続き、発熱患者の検査体制の整備に取り組んでいきたい」と話していました。