川内原発1号機 九州電力 今月17日の再稼働を発表

鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所1号機について、九州電力は、国の新しい基準で設置が求められたテロ対策などの施設が完成したことを受けて、今月17日に原子炉を起動し、再稼働させると発表しました。

川内原発1号機は、福島第一原発の事故後に定められた新しい規制の基準で、テロなどへの対策として設置を義務づけられている「特定重大事故等対処施設」がことし3月の期限までに完成せず、運転を停止していました。

11日に全国で初めてこの施設が完成したのを受け、九州電力は、今月17日の午後7時半に制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、およそ8か月ぶりに運転を再開すると発表しました。

翌朝の7時ごろには核分裂反応が連続する「臨界」の状態になり、今月19日の午後11時ごろに発電と送電を始める予定です。

その後は原子炉の出力を徐々に上げながら、設備の最終的な調整や検査を行い、来月15日に営業運転に入るとしています。

川内原発では、2号機でも施設の設置が期限に間に合わず、ことし5月に運転を停止していますが、来月16日に行われる予定の国による最後の検査に合格し、完成すれば、来月26日に発電を再開する計画です。

九州電力は「時間や費用はかかったが、関係会社も含め、試行錯誤しながら施設の工事を行った。今後も安全に作業を進めたい」と話しています。