岩手 新型コロナ 県内の感染確認 計57人に

岩手県と盛岡市は、男女16人が12日に新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。新たなクラスターも発生しています。

このうち、クラスターが発生した盛岡市菜園の飲食店では、店を利用した滝沢市の10歳未満の女の子とその両親、それに店の経営者の家族で、看護師の60代女性の合わせて4人の感染が確認されました。

看護師の女性は盛岡市内の医療機関で予防接種や採血などの業務を行っていて、仕事や会食などで接触した25人についてPCR検査を行うということです。

また、11日に感染が確認された久慈市の県北広域振興局の男性職員と、7日に県内で会食した振興局の職員2人と県の農林水産部の職員1人の、男女3人の感染が確認されました。

さらに、クラスターが発生した盛岡中央消防署葛巻分署で、感染が確認された男性職員の同居する家族など男女3人の感染が確認されました。

このほか、盛岡市内の飲食店で会食した岩手医科大学附属病院や県立病院などの医師ら、20代から50代の男女6人の感染も12日に確認され、同じ飲食店では県職員4人の感染も確認されていることから、県は13日、新たにクラスターが発生したと発表しました。
いずれの病院も院内感染は発生していないということです。

岩手県内で感染が確認されたのは、これで57人となりました。