津波で持ち主不明の写真など 来年2月末で保管終了 宮城 気仙沼

宮城県気仙沼市は、東日本大震災から来年で10年になるのを区切りとして、津波で流されて持ち主が分からなくなっている11万点以上の写真などの保管を終えることを決めました。

宮城県気仙沼市は津波で流されて持ち主が分からなくなった物の保管を続け、これまでに70万点以上を持ち主に返してきました。
しかし今も11万点以上が残っていて、保管場所となっている閉校した中学校の校舎には写真や賞状、トロフィーなどが棚に並べられたり箱に入れられたりして保存されています。

これらの物について市は、来年の3月で震災から10年となるのを区切りとして、来年2月末で保管を終了することを決めました。

2月末までに持ち主が分からなかった場合、写真は市内の美物館で資料として保管しますが、そのほかの物は供養したうえで処分するということです。

市が保管しているものは画像としてデータ化されていて、探す場合は、市内にある震災遺構、気仙沼向洋高校の旧校舎で画像を見ることができます。

市から保管業務の委託を受けている気仙沼復興協会の鈴木貴志さんは、「持ち主が分からない物がまだまだあります。心当たりがある方は探しに来てください」と話していました。