「Go Toトラベル運用見直す状況にない」赤羽国交相

新型コロナウイルスの感染者が北海道や大阪などで増加していることについて赤羽国土交通大臣は、現時点では、Go Toトラベルの運用を見直す状況にはないという認識を示したうえで、旅行者や事業者に改めて感染防止対策の徹底を呼びかけました。

赤羽国土交通大臣は、13日の閣議のあとの記者会見で「厚生労働省の感染症対策のアドバイザリーボードで特に北海道や大阪、愛知を中心に感染者の増加が見られるという評価があった。ただ、この段階の感染状況は、Go Toトラベルからの除外を検討する指標となる「ステージ3」と判断されたわけではない」と述べて、現時点では、Go Toトラベルの運用を見直す状況にはないという認識を示しました。

そのうえで赤羽大臣は「事業者と旅行者の双方に感染防止対策の徹底をもう一度お願いしたい。国土交通省としても感染防止を大前提に緊張感をもって進める」と述べて、改めて感染防止対策の徹底を呼びかけました。

また、赤羽大臣は、先月末までのGo Toトラベルの利用実績について、利用者は少なくとも延べ3976万人、利用された金額は少なくとも1886億円に上ることを明らかにしました。

また、先月1日から始まった土産物店などで使えるクーポンは、今月9日までに201億円分が発行されたということです。