マイバッグ利用増で万引き増加か スーパー業界団体が調査

レジ袋が有料になりマイバッグの利用が増える中、スーパーマーケットの業界団体が全国でアンケート調査を行ったところ、盗難などの状況を把握しているスーパーの半数以上が、万引きが増加したと感じていることが分かりました。

ことし7月から全国の小売店でレジ袋が有料になり、鹿児島市のスーパーでは持参した買い物袋、いわゆるマイバッグを使って万引きをしたとして、ことし8月に会社員が逮捕されました。

こうしたことなどを受け、全国スーパーマーケット協会は300社を対象にアンケート調査を行い「マイバッグの利用が増えたことで万引きや盗難が増加したと感じているか」をたずねました。
その結果、回答した85社のうち、およそ3割にあたる26社が「増加したと感じる」と答え、状況を把握しておらず「わからない」と答えた社を除くと、半数以上が増えたと感じていることが分かりました。
全国スーパーマーケット協会の長瀬直人主任研究員は「実態としてはもっと万引きが増えているのかもしれない」と話していて、マイバッグを使った万引きを効果的に防ぐ方策を分析することにしています。