LINE “1回きりの仕事”アプリ利用者に紹介する事業に参入へ

副業を認める企業が増えるなか、通信アプリ大手のLINEは、短時間でできる1回きりの仕事をアプリ上で紹介する事業に乗り出します。在宅勤務の隙間の空き時間で副業をしたいという人の需要を取り込むねらいです。

LINEは、短時間から1日程度でできる一回きりの仕事を“ギグワーク”として企業から募り、アプリの利用者に紹介する仲介事業に参入します。

利用者は、求人情報へのアクセスや、請け負った仕事の出退勤の打刻がアプリ上でできるほか、将来的には、仕事の経験や評価を企業側にアピールできるということです。

一方、人手が足りない企業は、月に8600万人に上るLINEアプリの利用者に求人を知らせることができます。

サービスは、来年2月から始める予定で、新型コロナウイルスの影響で減った収入を補いたいという人や、在宅勤務の隙間の時間で副業をしたいという人の需要を取り込みたいとしています。

LINEの上土達哉事業部長は「8000万人を超えるユーザーがいる強みを生かして、より自由な働き方の実現を目指したい」と話しています。