東京 新型コロナ感染者 中高年層が拡大 全世代で強い警戒を

再び感染が拡大する東京。感染者の年代をみると、中高年の人たちの割合が増加していることがわかりました。若者だけでなく、すべての世代で強い警戒が必要となっています。

東京都が公表している新型コロナウイルスの感染者のデータをNHKがまとめたところ、第2波のまっただ中にあった7月は、▽20代が43%、▽30代が24%で合わせると3分の2を占めていて、▽40代は13%、▽50代は8%、▽60代以上は9%でした。

その後、中高年層の割合が増加し、今月は11日までの合計で、▽20代が25%、▽30代が20%と7月より割合が減少した一方で、▽40代は17%、▽50代は13%、▽60代以上は17%となり、40代以上の中高年層が合わせて47%と半数近くを占めるようになっています。
一方、年代別に「人数の増減」をみてみると、▽30代以下の若年層は7月に4630人だったのに対し先月は2809人と39%減少したのに対し、▽40代以上の中高年層は7月は1834人だったのに対し、先月は2541人と39%増加しています。

若い世代が中心だった第2波と比べて中高年の感染が増えていて、すべての世代で強い警戒が必要となっています。

※構成比の数字は、小数点以下を四捨五入しています。