IOCバッハ会長 15日から東京訪問 大会中止は議論せず

IOC=国際オリンピック委員会は、バッハ会長が、東京オリンピック・パラリンピックの延期決定以降初めて、11月15日から東京を訪問すると発表しました。

IOCは11日、オンラインで理事会を開き、東京オリンピックの準備状況などについて報告を受けたあと、バッハ会長が会見に臨みました。

この冒頭で、バッハ会長が東京大会の延期決定以降初めて、11月15日から18日まで、東京を訪問することが発表されました。

バッハ会長は、「コロナ対策の検討が重要な時期に来ているなか、実際に何が必要なのか、東京に行って理解するいい機会だ。完成した国立競技場や選手村なども視察したい」と述べました。

東京に滞在している間には菅総理大臣との会談も調整されていますが、記者から大会の中止について議論するのかと問われたのに対しバッハ会長は、「それは無い」と答え、明確に否定しました。

一方で、感染が拡大して以降初めて今週、東京で開かれた体操の国際大会について「感染防止を念頭にさまざまな制限があるなか国際大会を開催できることを示す象徴的な大会だった。東京大会まで9か月あるなかで、ワクチンなどよりよい対策も準備が進められている。大会を安全に開催できるという自信がつく大会だった」と述べ、来年に向け大きな前進となる大会だったと高く評価しました。

組織委「来日 重要な意味を持つ」

IOCのバッハ会長の来日について、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤事務総長は「大変重要な意味を持っていると思う。バッハ会長は、東京に来ることで大会への機運を盛り上げたいと考えているのではないかと推察する。また、われわれも新型コロナウイルスの対策について徹底して議論してきた。大会の開催に向け、お互いに、さらに協調していくという方向性が出されることは間違いないだろう」と期待感を示しました。