川内原発のテロ対策などの施設 全国で初めて運用開始 鹿児島

九州電力は、鹿児島県薩摩川内市にある川内原子力発電所1号機で、設置を義務づけられているテロ対策などのための施設が全国で初めて完成し、運用を始めたことを明らかにしました。

川内原発1号機に完成したのは、航空機の衝突によるテロなどへの対策として予備の制御室などを備えた「特定重大事故等対処施設」です。

東京電力福島第一原発の事故後に定められた原発の新しい規制基準で設置が義務づけられ、九州電力は、おととしから2号機での施設と合わせて2400億円余りをかけて建設を進めていました。

そして11日、国の原子力規制委員会による最後の検査に合格して施設が完成し、運用が始まりました。

「特定重大事故等対処施設」が完成したのは、全国で初めてとなります。

この施設の1号機での設置期限はことし3月でしたが、九州電力は大規模な工事が伴うとして期限内に完成させることができず、1号機の運転の停止を余儀なくされていました。

完成に伴って、九州電力は今月下旬に1号機の原子炉を起動して再稼働し、今月26日に発電を再開する計画です。

また、2号機の施設についても来月中旬に完成する見通しです。

九州電力は「地域の皆様に安心し、信頼していただけるよう、引き続き取り組んでいく」としています。