茨城県 新型コロナ 20人の感染確認 1日では最多 県内計854人に

茨城県は11日、新たに20人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

茨城県内での1日の感染者の数としては、4月1日の18人を上回り、これまでで最も多くなりました。

これで県内で感染が確認された人は、合わせて854人となりました。

県独自の対策指針「ステージ3」に引き上げ 大井川知事

茨城県の大井川知事は臨時の記者会見を開き、県内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受けて、県が独自に設けている対策の指針を11日から「ステージ3」に引き上げると発表しました。

茨城県は、県内や都内の新たな感染者の数などを指標として、感染防止対策を4つのステージに分けて定める独自の対応をとっています。

これに関連して、大井川知事は11日、臨時の記者会見を開き、県内で感染者が急増しているとして、11日から、感染防止対策をこれまでの「ステージ2」から「ステージ3」に引き上げると発表しました。

そのうえで大井川知事は、年末年始の休暇を分散して取得することや、感染者の情報が通知されるシステム「いばらきアマビエちゃん」の利用、それに、外出の自粛は求めないものの、重症化のリスクが高い高齢者などは外出を慎重に検討することなどを要請しました。

茨城県の対策の指針が「ステージ3」となるのは、9月8日に「ステージ2」に引き下げられて以来、およそ2か月ぶりです。

大井川知事は「ピンポイントで感染の拡大を抑え込むために、『いばらきアマビエちゃん』の利用や検査の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。