「野球拳」がもとの「野球拳おどり」商標登録出願 松山市など

松山市が発祥のお座敷芸「野球拳」をもとにした「野球拳おどり」について、松山市と松山商工会議所が11日までに商標登録を出願したことが分かりました。特産品などの商標登録は全国で広がっていますが、踊りの名称を自治体が出願するのは珍しいということです。

「野球拳おどり」は大正時代に松山市で生まれ、「アウト、セーフ」の掛け声とともに芸者とじゃんけんをするお座敷芸「野球拳」をもとにした踊りで、夏の「松山まつり」で披露されることでも知られています。

この「野球拳おどり」について、祭りの実行委員会に加わっている松山市と松山商工会議所が11日までに特許庁に商標登録を出願したことが分かりました。

事務を担当した松山商工会議所によりますと、「野球拳おどり」の名称がほかの団体に勝手に利用されるなどブランドイメージの低下を防ぐなどの目的から松山市とともに出願を行ったということです。

今回の出願では、「祭りの企画・運営または開催」を対象としているため、そのほかの商品やサービスでは名称を使用できるとしています。

これまでの取材に対して松山商工会議所は、「商標登録によって正しい『野球拳おどり』のイメージを守りたい」などとしています。

地域ブランドの保護を目的に農産物などの特産品を自治体や地元の団体が商標登録するケースは全国で広がっていますが、踊りの名称で自治体が商標登録を出願するのは珍しいということです。