上海協力機構が首脳会議 習近平国家主席 アメリカをけん制

中国とロシアが主導する上海協力機構の首脳会議がオンラインで開かれ、習近平国家主席はアメリカを念頭に、「多国間主義が単独主義に必ず打ち勝つことは歴史が証明してきた」と述べてけん制しました。

上海協力機構は中国とロシアが主導する安全保障や経済協力の枠組みで、現在8つの加盟国に加えてベラルーシなど4か国が準加盟国となっています。

10日、オンラインで首脳会議が開かれ、中国国営の新華社通信によりますと、習近平国家主席はトランプ大統領の「アメリカ第一主義」を念頭に、「多国間主義が、単独主義に必ず打ち勝つことは歴史が証明してきた」と述べました。

アメリカ大統領選挙でバイデン氏が勝利を宣言し、政権移行に向けた準備を進めていることを受けて、アメリカをけん制したものとみられています。

また、議長国・ロシアのプーチン大統領はEU=ヨーロッパ連合が今月、ベラルーシのルカシェンコ大統領らに資産凍結などの制裁措置を科したことを指摘したうえで、「われわれの国内政治に外国から干渉しようとする試みが増えている。これは重大な主権侵害だ」と述べました。

中国とロシアとしては、みずからが主導する上海協力機構の枠組みで足並みをそろえ、人権や民主化の問題でも圧力を強める欧米諸国と対抗するねらいがあるとみられます。