プロ野球などイベント開催制限 来年2月末まで継続で調整 政府

新型コロナウイルスの感染者の増加などを踏まえ、政府はプロ野球など数万人規模のイベントで収容人数の半分までとしている開催制限について、当面来年2月末まで継続する方向で調整に入りました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けたイベントの開催制限について、政府はプロ野球やJリーグなど収容人数が1万人を超える会場ではその半分を上限としています。

感染者が増加し専門家の分科会から「適切な対策を取らなければ、急速な感染拡大に至る可能性が高い」とする緊急提言が出されたことも踏まえ、政府は今月末までとしている大規模イベントの開催制限を当面、来年2月末まで継続する方向で調整に入りました。

一方、科学的に感染リスクが低いと確認されれば、個別に制限を緩和する方針で、例えば映画館についてはポップコーンなどの軽食を伴う場合収容人数の半分を上限としてきましたが、満席まで緩和する方針です。

また、多くの人出が予想される初詣については、参拝者にマスクの着用を促すといった感染防止策の徹底を求めることなどを検討しており、政府は12日、専門家の分科会を開いて議論することにしています。