建設中の核燃料工場 一部の鉄筋が腐食か 青森 六ヶ所村

青森県で建設が進むプルトニウムを混ぜた核燃料をつくる工場で地下3階の鉄筋の一部、およそ3100本で腐食が進んでいる可能性があることがわかりました。事業者の日本原燃は交換を行う計画をまとめるなど2年後の完成に向けて耐震性などに問題がないよう対応するとしています。

青森県六ヶ所村に建設中のプルトニウムを混ぜた核燃料をつくる工場は、国の核燃料サイクル政策の重要な施設の一つで、先月、原発事故後にできた規制基準の審査に事実上合格しました。

日本原燃が工事再開に向けてことし9月に地下3階の壁をつくるための鉄筋を調べた結果、16%にあたるおよそ3100本で、鉄筋の健全性を示す値の1つ「伸び」の項目で工業製品の品質などを定めたJIS=日本産業規格を下回っている可能性があることがわかりました。

鉄筋は2013年から組み立てられていましたが、コンクリートを流し込む前の状態のまま、2015年から審査のため工事が中断していたということです。

日本原燃は途中でシートを取り付けるなどさび対策を施したものの腐食が進んだとみられるとしていて、すべて交換する計画をまとめました。

また、残る地下3階の1万6000本余りの鉄筋の状態の確認も行う方針です。

工場の完成予定は2年後で、日本原燃は耐震性などで建物に問題がないよう対応を進めるとしています。