北海道の神社 感染防止対策で初詣は参拝日ずらすよう呼びかけ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、北海道の神社の関係者が道庁を訪れ参拝する日をずらすよう道民に呼びかけるなど、正月の初詣に向けた対策への協力を要請しました。

北海道神社庁の芦原高穂庁長らは10日、道庁を訪れ正月を前に感染防止対策の周知への協力を要請しました。

具体的には、三が日に初詣が集中しないよう、参拝する日をずらすよう道民に呼びかけてほしいとしています。

さらに、体調が悪い際には、参拝を自粛することやマスクを着用し、大声での会話を控えてほしいとしています。

また、神社側が作成したガイドラインを紹介し、参拝の順路を定めて、人と人の距離を確保することや、手を清める際に使うひしゃくを境内から撤去するなどの対策を取ることを説明しました。

中野副知事は「道内の感染状況は依然として厳しい。ガイドラインを新北海道スタイルとともに活用し、道民に理解と協力をお願いしたい」と話していました。
また、芦原庁長は「感染拡大の大難を乗り越えて、小難の年としたい。神社と行政、そして、参拝者が感染対策を意識した協力関係を実現したい」と話していました。