大阪 新型コロナ 226人感染確認 過去2番目の多さ

大阪府の吉村知事は10日、府内で新たに226人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと明らかにしました。大阪府内の1日の感染者が200人を超えるのは、ことし8月7日以来5回目で、過去2番目の多さです。

吉村知事によりますと、10日府内では新たに226人の新型コロナウイルス感染が確認されました。

大阪府内の感染者数は7月下旬から8月上旬にかけて、ピークを迎えて以降、徐々に減少し、9月12日以降、100人を下回っていました。

しかし先月下旬以降、徐々に増えはじめ、10日、新たに226人が確認されました。

大阪府内の1日の感染者が200人を超えるのは、これまでで最も多い255人だった8月7日以来5回目で、過去2番目の多さです。

これで、大阪府内で感染が確認された人の累計は1万4120人となりました。

「感染の第3波に入っている」

吉村知事は、記者団に対し「まさに感染の第3波に入っているという認識だ」と述べました。

そして、11日、府の対策本部会議を開いて感染状況を詳しく分析するとともに、専門家の意見を踏まえ、今後の府民への要請や対策の方向性を決める考えを示しました。

そのうえで「現時点で休業要請は考えていないが、確実に大阪で陽性者が増加傾向にあるので、府民には、いま一度、基本的な感染症対策であるマスクの着用の徹底、手洗い、うがい、消毒をお願いしたい。また、飲食をする際にはどんちゃん騒ぎをせず、飛まつが飛び散らない形でお願いしたい」と述べました。