東急 東横線や田園都市線など7路線 来年春 終電繰り上げへ

新型コロナウイルスの影響で経営が悪化している鉄道会社の間で、終電の繰り上げを決める動きが広がる中、私鉄大手の「東急」も来年春、東横線や田園都市線など7つの路線で、終電の時刻を15分から30分程度、繰り上げる方針を明らかにしました。

東急が10日発表したことし4月から9月までのグループ全体の中間決算は、売り上げが前の年の同じ時期から25%減って4340億円、最終的な損益は271億円の赤字となりました。

新型コロナウイルスの影響で鉄道の利用者が4割近く減少し、グループで運営するホテルや商業施設の利用も落ち込んだことが要因です。

合わせて公表した今年度1年間の業績予想では、最終的な損益が過去最大の450億円の赤字に陥る見通しを示しました。

東急は、特に深夜の時間帯で鉄道の利用が減っていることを踏まえ、来年春、全部で8つある路線のうち、東横線や田園都市線など7つの路線で、終電の時刻を15分から30分程度、繰り上げる方針を明らかにしました。

終電の時刻がどう変わるか、路線ごとの詳細は、来月公表するとしています。
会見で、藤原裕久常務は「鉄道の利用は徐々に回復しているが、元の水準には戻らないとみられる。新しい生活様式に対応する必要がある」と述べました。

首都圏の鉄道会社では、JR東日本と小田急電鉄、それに西武鉄道も来年春に終電の時刻を繰り上げることを決めていて、深夜の人の流れが大きく変わることになりそうです。