若手農家がコロナで人手不足のみかん農家手伝う 愛媛

新型コロナウイルスの影響で収穫の人手が足りないみかん農家を支援しようと、愛媛県八幡浜市では、ふだんはかんきつ以外の野菜や果物を生産している若手の農家が収穫を手伝っています。

愛媛県では温州みかんが収穫のシーズンを迎えています。

八幡浜市の農園には県内から5人の若手の農家が訪れました。

5人は県内の若手の農業者でつくる団体のメンバーで、その多くはふだん、かんきつ以外の野菜や果物を生産していますが、人手不足を知って駆けつけたということです。

280アールの段々畑で温州みかんを育てている西川雅文さん(56)の農園では、3人が作業を行い黄色く色づいた実を選んではさみで手際よく収穫していました。

西条市のいちご農家の男性は「いちごの収穫がまだ先で自分の畑は余裕がある。困っているという話を聞いて参加した」と話していました。

愛媛県内ではかんきつの収穫などの作業のため、例年全国から延べ2万人を超えるアルバイトをJAが採用していますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で人手の確保が難しくなっています。

みかん農家の西川さんは「この時期は本当に人手が必要なのでこういう取り組みはありがたい」と話していました。