国交相 北海道をGo Toトラベルの対象から外すべき状況にはない

赤羽国土交通大臣は、新型コロナウイルスの感染者が増加している北海道について、現時点でGo Toトラベルの対象から外す状況にはないという認識を示したうえで、旅行者に感染防止策の徹底を改めて呼びかけました。

赤羽国土交通大臣は10日の閣議のあとの記者会見で、「政府の分科会の提言に照らして、北海道を直ちにGo Toトラベルの対象から外すべき状況にはないと認識している。北海道の鈴木知事とも昨晩直接話したが、『現在の感染拡大は、Go Toトラベルに起因したものではなく、対象から外されることも望んでいない』と話していた」と述べました。

そのうえで、赤羽大臣は「鈴木知事は『北海道に来る方に特に夜の街での過ごし方など北海道が要請しているローカルルールをしっかり順守していただき、感染拡大の防止に協力してほしい』と話していた。国土交通省は北海道庁とも連携して適切に対応していく」と述べ、北海道を訪れる旅行者に感染防止策の徹底を改めて呼びかけました。

菅首相「現状では除外考えてない」

菅総理大臣は、衆議院本会議で、観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の対象から、北海道を除外するかどうかについて「感染状況などを踏まえつつ、専門家の意見もいただきながら、適切に運用していくが、現状では、北海道を対象地域から外すことは考えていない」と述べました。