プロ野球 新型コロナ受けた特例措置 来シーズンも継続へ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球でことし設けられた出場選手登録などの特例について、NPB=日本野球機構は来シーズンも継続する方針をプロ野球選手会に示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて設けられた特例では、選手が感染したりその疑いが生じたりした場合でも柔軟に1軍の出場選手を入れ替えられるようにしています。

さらに選手の負担を軽減するため、延長は10回で打ち切り、出場選手登録は29人から31人に、ベンチ入りできる選手は25人から26人に、外国人選手枠は4人から5人にそれぞれ増やされました。

9日はNPBと選手会の事務折衝がオンラインで行われ、選手会によりますと、NPB側からはこうした特例を来シーズンも継続する方針が示されたということです。

また大リーグで活躍した田澤純一投手のように直接、大リーグ入りした選手が日本のプロ野球と初めて契約する時に、ドラフト会議での指名を受けなければならないことについて、選手会の森忠仁事務局長は「NPB側も問題意識はあるという回答だった。新人選手と違うくくりのほうがいいのではないかと思うが、細かく検証していきたい」と引き続き、議論が必要だとの認識を示しました。