ベトナムから看護師など目指す64人が到着 入国制限の緩和で

ベトナムとの間で新型コロナウイルス対策の入国制限が緩和されたことを受けて、日本で看護師や介護福祉士として働くことを目指すベトナム人64人が9日、日本に到着しました。

政府は、ベトナムとのEPA=経済連携協定に基づき、日本で看護師や介護福祉士として働くことを目指すベトナム人を6年前から受け入れていますが、新型コロナウイルス対策の入国制限措置に伴い、受け入れを停止していました。

そして、7月に入国制限が緩和され、国内の態勢も整ったことから、政府は、看護師や介護福祉士の候補者の受け入れを再開し、9日、64人が日本に到着しました。

候補者らは、受け入れ先などでの14日間の待機を経て、2か月半にわたり日本語をはじめ看護や介護の研修を受けたあと、全国の病院や介護施設などで働きながら国家資格の取得を目指します。

政府は、現場の人手不足により外国人の看護師や介護福祉士を求める声が強いことから、インドネシアやフィリピンの間でも受け入れを再開する方針です。