北海道 新型コロナ感染の80人 宿泊療養先ホテルに入れず

北海道は7日の時点で、新型コロナに感染が確認されていながら調整がつかないなどの理由で、宿泊療養先のホテルに入ることができない人が80人に上ったことを明らかにしました。

北海道は、軽症で重症化するリスクが低い感染者について、自宅療養ではなく道が確保した札幌市南区のホテルで宿泊療養してもらうことにしています。

しかし、感染者の急激な増加でホテルの入退所の手続きが遅れたり、スケジュールの調整に時間がかかったりして、7日の時点で80人がホテルに入れず、自宅療養を余儀なくされているということです。

北海道内では8日まで4日連続で1日当たりの感染者数が100人を超え、特に7日は道全体で187人に上るなど感染が広がり続けています。これに伴って、ホテルで宿泊療養する人も先月上旬には100人前後だったのが、7日は432人と急増しています。

現在、道が確保しているホテルの部屋は670人分ありますが、今後、足りなくなることも予想されることから、道は札幌市と協議して宿泊療養先のホテルを増やすことも検討したいとしています。