バイデン政権 実現したら日米の経済関係はどうなる?

バイデン政権 実現したら日米の経済関係はどうなる?
バイデン政権が実現した場合、日米の経済関係に及ぶ影響について専門家に話を聞きました。
バイデン政権が実現した場合、日米の経済関係に及ぶ影響について住友商事グローバルリサーチの浅野貴昭シニアアナリストは、「通商交渉で言えば、トランプ政権は急に関税引き上げを発表して圧力をかけて交渉に引きずり込むという手段がとられたが今後はそういう形で対米交渉、アメリカを含む経済交渉に巻き込まれることはないと思う。予測可能性が高まるという点においては日本企業にとってもやりやすくなるのではないか」と話しています。

その一方で、今後は政権内でしっかり政策を詰めてから通商交渉に臨んでくる可能性があり、日本はかえって厳しい選択を迫られることもあり得ると指摘しました。

また、環境・エネルギー政策については「バイデン政権は環境・エネルギー政策をより積極的に投資・開発を進めることを掲げているので、ヨーロッパ、そしてアメリカでスピードが加速する可能性は非常に大きい。日本企業・政府も後れを取らないよう頑張らなくてはならない」としています。

さらに激化する米中対立については「ハイテク分野などでの覇権競争が弱まるという兆候は見られない。バイデン氏は対中政策を繰り出すときは同盟国と丁寧に事前に相談してから展開すると言っているので予測可能性は高まると思う。ただ、それは日本にとっては対中国で受け入れがたい相談を持ち込まれるリスクと裏腹だと思う」と話しています。