新型コロナ クラスター相次ぎリスク高まる場面周知を強化 政府

新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は、感染者の集団=クラスターの発生が相次いでいることを踏まえ、リスクが高まる場面の周知を強化するとともに、必要な情報が届きにくい外国人への支援の在り方も検討することにしています。

新型コロナウイルスの感染状況をめぐっては、今月5日に1日の感染の発表が全国で1000人を超え、7日まで3日連続で1000人を超えているほか、各地でクラスターの発生も相次いでいます。

これを踏まえ、政府は、飲酒を伴う懇親会や、職場での休憩や喫煙、それに狭い空間での共同生活など、先に有識者がまとめた感染リスクが高まる「5つの場面」の周知を強化するとともに、対策の徹底を呼びかけています。

また、外国人の間でもクラスターの発生が報告されているものの、必要な情報が届きにくいケースがあるとして、ことばや習慣の違いも考慮した適切な支援の在り方について、近く、専門家の分科会で検討することにしています。

西村経済再生担当大臣は「外国人に対しては、大使館や都道府県と連携して対応しているが、感染を早く検知し、医師に早くかかってもらえる枠組みが必要で、専門家に議論していただきたい」と話しています。