東京都 新型コロナ 新たに294人感染確認 3日連続200人超

東京都は7日、都内で新たに294人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。290人を超えるのは、339人だったことし8月20日以来です。都の担当者は「ほかの地域ほど急激な増え方ではないが、先週よりも増えていてより警戒すべき状況だ」としています。

東京都は7日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて294人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは3日連続です。

また、290人を超えるのは、339人だったことし8月20日以来です。

年代別では
▽10歳未満が3人
▽10代が24人
▽20代が81人
▽30代が55人
▽40代が48人
▽50代が33人
▽60代が19人
▽70代が19人
▽80代が10人
▽90代が2人です。

294人のうち、およそ42%にあたる123人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ58%にあたる171人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
▽家庭内が最も多く34人
▽次いで施設内が25人
▽職場内が16人
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が14人
▽会食が13人などとなっています。

このうち家庭内では、0歳から80代まで幅広い年代の人の感染が確認されているということです。

また、施設内では、学校で10歳から14歳の児童・生徒11人の感染が確認されています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて3万2429人になりました。

都の担当者は、「ほかの地域ほど急激な増え方ではないが、先週よりも増えていてより警戒すべき状況だ。なかでも20代の感染者が増えている印象がある。他の道府県の動向が今後どのような影響があるか注視していきたい。換気やマスクの着用、手洗いなど対策をしっかりして少しでも感染者を増やさない取り組みを続けてほしい」としています。

一方、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日より1人減って36人でした。

7日死亡が確認された人はいませんでした。

入院や重症など患者の状況は

東京都によりますと、都内で7日までに感染が確認された3万2429人のうち、入院中の人は6日より10人増えて988人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は6日より1人減って36人でした。

都は7日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は6日より11人増えて254人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は6日より41人増えて316人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は6日より95人増えて434人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万9976人となっています。