NFL レイダース 感染防止違反でドラフト指名権剥奪 米メディア
NFL=アメリカプロフットボールリーグは5日、レイダースに対して新型コロナウイルスの感染防止対策を怠ったとして、来年のドラフトの指名権を剥奪したとアメリカの複数のメディアが伝えました。
NFLは9月の開幕以降、感染防止対策を怠った複数のチームに罰金の処分を科していて、レイダースもチームとヘッドコーチが合わせて日本円で、およそ3600万円の罰金処分を受けています。
アメリカの複数のメディアによりますと、レイダースはその後、選手の感染が明らかになったあとも、マスク着用を怠るなど、適切な対策を取らなかったとして、NFLが来年のドラフトでの指名権を剥奪したということです。
感染防止の規程に違反してドラフトの指名権を失うのは、アメリカのプロスポーツでは初めてで、レイダースは全体で6巡目の指名権を失うことになりました。
さらに、今回の処分では罰金も追加され、チームにおよそ5200万円、ヘッドコーチにおよそ1500万円が科されたということです。
NFLでは、現在も複数のチームで選手やスタッフの感染が相次いでいて、今月3日にロッカールームでのマスク着用を義務づけるなど、対策を強化したばかりでした。