新型コロナ感染1000人超 “感染状況把握に努める” 経済再生相

新型コロナウイルスの1日の感染の発表が5日、8月以来、全国で1000人を超えたことについて、西村経済再生担当大臣は、専門家に発症日別のデータを分析してもらうなど感染状況の把握に努め、対策に万全を期す考えを示しました。

新型コロナウイルスの1日の感染の発表が、5日、8月21日以来、全国で1000人を超えました。

これについて、西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「全体として、横ばいから少し増加傾向にある。発症日別のデータで見るかぎり東京では大きく増えている感じは見受けられないという意見をいただいている」と述べました。

そのうえで「感染者の報告数は、週単位で見ていかなければならない。何より、発症日別のデータで分析しなければならず、きのう報告された方がいつ発症しているのか専門家に分析を急いでもらっている」と述べ、感染状況を把握に努め、対策に万全を期す考えを示しました。

菅首相「強い警戒感持って感染状況注視」

菅総理大臣は、参議院予算委員会で「きのう、新規感染者が1000人を超えるなど、感染拡大の兆しが見えてきており、今まで以上に、強い警戒感を持って、感染状況を注視していく必要がある。引き続き、専門家の意見や、これまでの経験、科学的知見も踏まえて、自治体と緊密に連携をしていく。これから、インフルエンザとの同時流行など、いろんなことが言われているので、万全の警戒体制のもとに対応している」と述べました。

加藤官房長官「感染拡大防止に万全を」

加藤官房長官は、閣議のあとの記者会見で「感染が増加している地域については、自治体の求めに応じて、厚生労働省のクラスター対策班の専門家の派遣など支援を行っている。また、各自治体でも、感染防止対策の徹底の呼びかけや、歓楽街での検査の拡大などの取り組みを行っている。引き続き、自治体と密接に連携しながら、さらなる感染拡大の防止に万全を期したい」と述べました。