ユーロ圏のGDP 10月~12月 再びマイナス成長か 新型コロナ影響

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になっているドイツやフランスなどユーロ圏の経済について、EU=ヨーロッパ連合はことし10月から12月にかけて再び、マイナス成長に陥るという見通しを明らかにしました。

EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会は5日、ユーロ圏19か国の経済に関する最新の見通しを発表しました。

それによりますと、ことし10月から12月の第4四半期のGDP=域内総生産の伸び率は前の3か月に比べてマイナス0.1%に落ち込むと予測しています。

これは感染が再び拡大している国々で、外出の制限や飲食店の営業の原則禁止といった、厳しい措置が相次いで導入されているためです。

ユーロ圏のGDPの伸び率は、ことし7月から9月の第3四半期には前の3か月に比べてプラス12.7%と大幅な伸びとなりましたが、予測通りになれば再び、マイナス成長に陥ることになります。

また、ヨーロッパ委員会はことし1年を通じた経済成長率が前の年に比べてマイナス7.8%と、過去最大の落ち込みになると予測しています。

ヨーロッパ委員会のジェンティローニ委員は「感染の再拡大によって経済の回復は中断されてしまっている。拡大前の水準に戻るまでには2年はかかるだろう」と指摘しています。