福島 新型コロナ 郡山で8人感染確認 専門学校でクラスター

福島県郡山市は、5日、新たに市内の3つの専門学校の学生など男女8人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。この専門学校のグループで感染者の集団=クラスターが発生していることから、郡山市は、この学校グループの関係者2000人余りを対象にPCR検査を進めています。

郡山市によりますと、新たに感染が確認されたのは、10歳未満の女性、10代の男性、20代の男性3人と女性1人、40代の女性、80代の男性の合わせて8人です。

このうち、10代から40代までの男女6人は、いずれも3日、感染確認が発表された郡山市内の専門学校「国際ビジネス公務員大学校」や同じグループのほかの専門学校の学生と教員です。

また、10歳未満女性と80代の男性は、それぞれすでに感染が確認されている専門学校の教員と同居している家族だということです。

郡山市は、市内で5つの専門学校を運営する「FSGカレッジリーグ」のすべての学生と教員合わせて2000人余りを対象にPCR検査を進めています。

今回の事態を受けて、「FSGカレッジリーグ」は、5つの専門学校すべてを当面休校としています。

郡山市の品川市長は、記者会見で、「異国の地で留学している学生たちへの差別的な行為や教職員へのひぼう中傷などはしないようお願いしたい」と呼びかけました。

福島県内の累計の感染者は、これで409人になりました。