国際

イタリア コロナ再拡大で全土で夜間外出制限 一部地域は日中も

イタリア政府は新型コロナウイルスの感染が再び広がっているとして、新たに全土で夜間の外出を制限するほか、北部のロンバルディア州など4つの州では、ことしの春と同じ日中も外出を制限する措置に踏み切ると発表しました。
イタリアでは新型コロナウイルスの1日の感染者数が多い日には3万人を超えるなど感染が再び広がっていて、4日夜、コンテ首相が記者会見して新たな規制を発表しました。

それによりますと、今月6日から全土で4週間近くにわたり、仕事などの理由を除いて午後10時以降の夜間の外出を認めないなどとしています。

そのうえで、感染の広がりが最も深刻だと認定した北部のロンバルディア州や南部のカラブリア州など4つの州では、少なくとも2週間、日中も仕事や健康などの理由以外の外出を制限しました。
4つの州では自治体をまたぐ移動も制限するとしているほか、生活必需品を取り扱う小売店以外は閉鎖され、飲食店は配達や持ち帰り以外の営業はできません。

これは春に実施された全国一律の外出制限と同じような厳しい措置で、コンテ首相は「規制に踏み切る以外に選択肢はない」と述べて理解を求めました。

イタリアでは先月下旬に規制を強化し飲食店の営業時間を短くしたところ、抗議デモが相次ぐ事態にもなっていて、新たな反発も予想されます。

特集

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。