北海道知事と札幌市長が会談 ススキノでの感染対策強化を検討

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことから、北海道の鈴木知事と札幌市の秋元市長は、4日夕方、道庁で緊急に会談し、感染が相次ぐ繁華街・ススキノでのさらなる感染の拡大を防ぐため、酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請するなど、対策の強化を検討することになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、道は、先月28日に「警戒ステージ」を引き上げ、2週間を集中的な対策期間として特別措置法に基づく協力要請を行っています。

一方、札幌市を中心に感染者は増加を続けていて、感染の拡大に歯止めがかかりません。

このため、鈴木知事と秋元市長は会談で、感染が相次ぐ繁華街・ススキノでのさらなる感染の拡大を防ぐため、酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請するなど、対策の強化を検討していくことで一致しました。

会談のあと鈴木知事は、記者団に対し「感染状況には非常に危機感を持っており、強い措置を検討せざるをえない。どのような形で実施するかは、専門家の意見も聞きながら詳細を詰めていきたい」と述べました。

また、秋元市長は「より踏み込んだ対策を検討していくことを確認した。周知期間も必要なので、きょう、あしたとはならないが、知事とは実施時期や対象を早急に詰めていくことで合意した」と述べました。