東京都 コロナ122人感染確認 重症患者が35人に 8月24日以来

東京都は4日、都内で新たに122人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は35人でした。35人以上になるのは、ことし8月24日以来です。

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて122人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が4人
▽10代が6人
▽20代が31人
▽30代が22人
▽40代が17人
▽50代が15人
▽60代が8人
▽70代が11人
▽80代が5人
▽90代が3人です。

都内で1日の感染の確認が100人を超えるのは2日連続です。

122人のうち、およそ55%にあたる67人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ45%の55人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳では、
▽家庭内の感染が最も多く22人
次いで
▽職場内が21人
▽施設内が11人
▽会食が8人などとなっています。

このうち職場内の感染では、同じ職場で20代と30代、それに70代の男性、合わせて17人の感染が確認されました。

この職場の関係者で確認され、都に報告があったのは、これで21人となりました。

また、施設内では同じ老人ホームで70代から90代の利用者4人と、職員1人の合わせて5人の感染が確認され、この老人ホームで確認されたのは6人になりました。

このほか、会食では、一緒に食事をした10歳未満から30代までの親族6人の感染が確認されています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて3万1624人になりました。

一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より3人増えて35人でした。重症の患者が35人以上になるのは、38人だったことし8月24日以来です。

また、4日に死亡が確認された人はいませんでした。

入院中の人などは

東京都によりますと、都内で4日までに感染が確認された3万1624人のうち、入院中の人は3日より16人増えて1040人です。

都は4日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は3日より22人増えて214人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は3日より7人減って267人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は3日より93人減って233人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万9411人となっています。