トランプ大統領 郵便投票で“不正起きている” 訴訟辞さぬ構え

3日に投票日が迫ったアメリカ大統領選挙はトランプ大統領、バイデン氏ともに最終盤での票の掘り起こしに全力をあげました。一方、トランプ大統領は「選挙が終わりしだい、弁護士を用意する」と述べ、不正が起きていると主張する郵便投票をめぐり訴訟も辞さない構えを示しました。

アメリカ大統領選挙は日本時間の3日夜投票が始まり、4日開票が行われます。

最後の日曜日となった1日、トランプ大統領は5つの州を回り、激戦州の南部フロリダでは午前0時を回って翌未明に及んだ集会で「フロリダで勝てば選挙で勝利することができる」と訴えました。

これに対し、バイデン氏は東部ペンシルベニアの2か所で集会を開き、「前回の選挙でペンシルベニアの票差はたった4万4000票だった。1票1票が大切だ。この国を変革する力は皆さんの手の中にある」と投票を呼びかけました。

今回の選挙では各種調査で期日前投票が前回選挙の投票総数の7割近い9300万票を超え、このうち半数以上は郵便投票を利用していると推計されています。

郵便投票では民主党の支持者のほうがより積極的に利用しているという推計もあり、バイデン氏側は3日の投票日のあとも消印が間に合っていれば受け付けるべきだと主張してきたのに対し、トランプ大統領側は投票日で締め切るべきだとして訴訟も起きています。

こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」はトランプ大統領に近い関係者の話として、大統領が選挙の大勢の判明前であっても一方的に勝利を宣言し、投票日の後に届いた票の集計は不正だと訴える訴訟を準備していると伝えました。
これについてトランプ大統領は記者団に勝利宣言に関しては否定する一方、「投票日のあと何日も投票用紙を受け付けるのはひどいことだ」としたうえで、「選挙が終わりしだい、私たちは弁護士を用意する」と述べて、不正が起きていると主張する郵便投票をめぐり訴訟も辞さない構えを示し、選挙後の混乱が懸念されています。

トランプ大統領の集会では

1日夜、激戦州フロリダのマイアミで開かれたトランプ大統領の集会には、支持者たちが日中から会場内に入るために長い列をつくっていました。

トランプ大統領の集会に参加するのは4回目だという女性は「経済が何よりも重要です。トランプ大統領は景気を上向かせて株価をあげました。フロリダで必ず勝ち、再選するはずです」と話していました。

キューバから移住してきた男性は「バイデン氏や民主党がアメリカを社会主義へと向かわせようとしている中で、私たちの希望はトランプ大統領だけです」と話していました。