“ウィリアム王子 4月に新型コロナ感染” 英メディア報道

イギリス王室のウィリアム王子が、ことし4月、新型コロナウイルスに感染していたと複数の地元メディアが伝えました。

イギリスの大衆紙サンなど複数の地元メディアは2日、ウィリアム王子が、ことし4月に新型コロナウイルスに感染し、外部との接触を避ける隔離措置をとっていたことが分かったと一斉に伝えました。

ことし3月下旬には、父親のチャールズ皇太子やジョンソン首相の感染が大きく伝えられていたことから、ウィリアム王子は「重要なことが起こっている中、心配をかけたくない」として、みずからの感染は明らかにしなかったということです。

サンは、ウィリアム王子が一時、呼吸をするのも苦しい状態となり、周囲の人々はパニックに陥ったと伝えています。

ただ、4月も公務は続けていて、医療現場などで働く人々の子どもたちをビデオ電話で激励するなど、オンラインでの公務を14回行っています。

ことし3月に感染した父親のチャールズ皇太子は、症状が軽かった一方、ジョンソン首相は症状が悪化し、一時、集中治療室で治療を受けていました。

イギリスは、感染して死亡した人がこれまでに4万6000人を超え、ヨーロッパの中で最も多くなっています。