新型コロナ 感染急拡大のヨーロッパ 各国の対応は?

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しているヨーロッパでは、イギリスやオーストリア以外でも、ことし春に続いて再び厳しい規制が広がっています。

フランス 外出制限違反は罰金も

フランスでは先月30日、全国一律の外出制限が始まりました。

通勤や食料品の買い出し、それに1日1時間以内の自宅周辺での散歩や運動などを除いて外出は認められず、違反した場合は日本円でおよそ1万6000円の罰金が課されます。

スペイン ほぼ全土に非常事態

スペインでは先月25日、ほぼ全土に非常事態が宣言され、夜間の外出が禁止されたほか、多くの州で自治体をまたぐ移動が制限されています。

イタリア 飲食店は午後6時まで

イタリアでは先月26日から飲食店の営業が原則として午後6時までに制限されているほかスポーツ施設や映画館などが閉鎖されています。

ドイツ 映画館や劇場 閉鎖へ

ドイツでは今月2日からおよそ1か月、全国でレストランやバーで通常の営業が停止となり、映画館や劇場などは閉鎖されます。

ベルギー すべての店舗 営業停止へ

ベルギーではすでに夜間や早朝の外出禁止や飲食店の原則営業停止の措置がとられていますが、これに加えて今月2日からはスーパーや薬局を除くすべての店舗の営業が停止となります。
このほか、アイルランドでは原則として外出が自宅から5キロ以内に限られているほか、スロベニアでは夜間の外出が原則禁止されたり地域間の移動が制限されたりしていて、各国で外出や経済活動の制限が強まっています。