「倍返しができた」スキーサマージャンプ 小林陵侑が優勝

スキーサマージャンプの大会が札幌市で行われ、男子では小林陵侑選手がみずからが持つジャンプ台記録にならぶ141メートル50の大ジャンプを見せて優勝しました。

29日から始まったスキーサマージャンプの大会は、選手の移動を減らし感染防止対策を徹底しようと31日から札幌市の大倉山ジャンプ競技場で4日間続けて開催されます。

31日は男女のラージヒルが行われ、このうち男子では、昨シーズンのワールドカップで個人総合3位だった小林選手が1回目に132メートルを飛んで2位につけました。

2回目は有利な向かい風の中、それ以上飛ぶと危険とされる「ヒルサイズ」を超え、みずからが持つジャンプ台記録にならぶ141メートル50を飛んで合計276.6で逆転優勝しました。

このほか、全日本選手権で2冠を達成した佐藤幸椰選手は2位、48歳のベテラン、葛西紀明選手は9位でした。

一方、女子は、伊藤有希選手が2回目に「ヒルサイズ」を超え、女子のジャンプ台記録を更新する143メートルを飛んで合計261.9で優勝しました。

ピョンチャンオリンピックで銅メダルの高梨沙羅選手は、2位でした。

小林「ことしは倍返しができた」

逆転優勝した小林陵侑選手は、「大倉山は強い風が吹くので緊張していたが、すごくおもしろい試合ができたと思うし、楽しいジャンプだった。2回目は、ほかの選手もビッグジャンプが続いていたのでドキドキしていたが自分の動きに集中できた」と振り返りました。

また、去年の大会では、2位だったことについて「ことしは倍返しができた。調子も上がっているし、冬に近い感じで飛べている。ワールドカップに向けて着々と準備ができている」と話していました。

伊藤「自分のジャンプに集中」

女子ラージヒルで優勝した伊藤有希選手は、「ほかの選手が相次いでジャンプ台記録を出すハイレベルな争いの中で、戦えるのか自信はなかったが、落ち着いて自分のジャンプに集中したことで私もジャンプ台記録を塗り替えることができた」と振り返っていました。

また、今シーズンの戦い方については「新型コロナウイルスの影響で試合が行われないときが出てくる可能性があるので、試合に出場したときはどんな状況でも臨機応変にいいジャンプができるようにしたい」と意気込んでいました。