東京都 新型コロナ 3日連続200人超 6割が感染経路不明

東京都は31日、都内で新たに215人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。このうち都立駒込病院では、入院患者と看護師合わせて4人の感染が確認され、診療体制を縮小する対応をとっています。

東京都は31日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて215人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは3日連続で、100人を超えるのは12日連続です。

年代別では
▽10歳未満が4人、
▽10代が10人、
▽20代が42人、
▽30代が51人、
▽40代が36人、
▽50代が29人、
▽60代が19人、
▽70代が13人、
▽80代が11人です。

215人のうち、およそ38%にあたる82人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ62%の133人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は家庭内が35人と最も多く、施設内が17人、職場内が12人、会食が8人などとなっています。

このうち施設内では、都立駒込病院で入院患者3人と看護師1人のあわせて4人の感染が確認されたということです。

別の入院患者1人も感染していることがわかり、今後都に報告されるということで、病院は接触した関係者の検査を行うとともに、一部の病棟で入院患者の新規の受け入れを停止するなど診療体制を縮小しています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて3万1096人になりました。

一方、都の基準で集計した31日時点の重症患者は、前日(30日)より2人増えて33人でした。

31日、死亡が確認された人はいませんでした。

東京都内 感染状況の詳細

東京都によりますと、都内で31日までに感染が確認された3万1096人のうち、入院中の人は前日(30日)より30人減って943人です。

都は31日時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

自宅で療養している人は前日(30日)より4人増えて206人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、前日(30日)より25人増えて283人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は前日(30日)より48人増えて323人です。

すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万8886人となっています。