タイ バンコク中心部でハロウィーンの催し 国内の客に期待

新型コロナウイルス対策でハロウィーンのイベントの中止や自粛を呼びかける動きが広がっていますが、タイの首都バンコクでは、激減した外国人旅行者の代わりにタイ国内の人たちに集まってもらおうと、大規模なイベントが30日から始まりました。

イベントが開かれているのはバンコク中心部にある「カオサン通り」で、外国人旅行者向けのゲストハウスやバーが並び、特にバックパッカーたちの拠点として世界的に知られています。

30日はプラユット首相も参加してイベントの開始を宣言し、串焼きなどの屋台料理や民芸品などを売る200以上の露店が並びました。

ことしはハロウィーンのイベントの中止や自粛を呼びかける動きが世界的に広がっていますが、カオサン通りでは来場者の体温を測るなどの対策をとったうえで実施し、31日は仮装大会も予定しています。

カオサン通りは、これまで訪れる人の7割以上を占めていたとみられる外国人旅行者が新型コロナウイルスの影響で激減しているため、イベントをきっかけに、タイ国内の人たちに集まってもらおうとしています。

土産物店を経営する女性は「この通りのハロウィーンのお祝いはとてもおもしろいので、たくさんの人が来てくれると思います」と話していました。