宅配大手2社 業績見通し上方修正 コロナでネット通販の荷物増

宅配大手の「ヤマトホールディングス」と「SGホールディングス」は、外出を控える人たちのいわゆる“巣ごもり消費”でネット通販の荷物が増えていることから、いずれも今年度1年間の業績見通しを上方修正しました。

このうち、「ヤマトホールディングス」は来年3月まで1年間のグループ全体の最終的な利益の見通しを、これまでの予想の330億円の黒字から350億円に上方修正しました。

一方、佐川急便を傘下に持つ「SGホールディングス」も従来の予想の625億円の黒字から675億円に上方修正しました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える人たちが自宅で使う商品を購入する“巣ごもり消費”が伸びて、ネット通販の荷物が増えたことが主な要因です。

電話による会見で、「SGホールディングス」の川中子勝弘取締役は「ネット通販の需要は、ますます増えると思うので、対応できるよう態勢を整えていきたい」と述べました。