完全失業率 9月は3.0% 2か月連続で3%台 コロナで厳しい状況

9月の全国の完全失業率は前の月と同じ3.0%で、2か月連続で3%台となりました。総務省は「新型コロナウイルスの影響で依然、厳しい状況が続いている」としています。

総務省によりますと、9月の就業者数は、6689万人で、前の年の同じ月と比べて79万人減り、6か月連続の減少となりました。

就業者のうち、パートや派遣社員、アルバイトなどの非正規労働者は2079万人で前の年の同じ月から123万人減りました。一方、完全失業者数は210万人で、前の年の同じ月と比べて42万人増え8か月連続の増加となりました。

季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は3.0%で、2017年5月以来の3%台となった前の月と同じでした。

総務省は「新型コロナウイルスの影響で依然、厳しい状況が続いている。一部の業種では持ち直しているところもあるが今後の見通しについては予断を許さない」としています。