岡山県 新型コロナ 事業所で28人の感染確認 クラスターと発表

岡山県は、県北部の勝央町の事業所で働く28人が29日までに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたとして、この事業所で感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

県によりますと、28日、いずれも県北部の津山市と勝央町、美咲町、それに鏡野町に住む20代から60代までの7人の感染が新たに確認されました。

このうちの男女2人と、27日感染が発表された女性2人の合わせて4人が勝央町にある同じ事業所で働いていることが分かり、県は事業所の従業員81人にウイルス検査を行いました。

その結果、さらに24人の感染が29日確認されたということです。

この事業所の感染者は合わせて28人となり、県はクラスターが発生したと発表しました。

症状はいずれも無症状か軽症だということで、県は従業員の家族などにも検査を行う方針です。

岡山県内でクラスターが発生したのは8例目です。

岡山県保健福祉部の則安俊昭参与は、記者会見で「緊張の度合いが増している。県北部だけでは対応が難しい場合もあるので、南部の医療機関にも受け入れを要請している」と述べ、患者の受け入れ先の調整を行っていることを明らかにしました。