「Go Toイベント」事業者にユニバーサル・スタジオ・ジャパン

新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいたイベントなどの需要を喚起する「Go Toイベント」の事業者の登録が始まり、その最初の事業者に大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が選定されました。

イベントなどのエンターテインメント事業を支援する「Go Toイベント」では利用者は、チケットを20%安く購入できたり、チケット代の20%に相当するグッズなどを購入できるクーポンを受け取ったりできます。

経済産業省は、今月から事業者の募集を進めていましたが、その最初の事業者に大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が選定されました。

割引チケットは30日午前10時からこのテーマパークの公式サイトで販売され、来月4日以降、このチケットで入場できます。

経済産業省によりますと、これまでに200余りの事業者から応募があるということで、順次、登録を進めることにしています。

「Go Toイベント」は博物館、展示会、動物園のほか、コンサートや映画の鑑賞、スポーツの観戦などが対象で、多くの人が集まることから事業者には感染対策の徹底も求められています。

キャラクターに直接触れない

「Go Toイベント」の事業者に選定されたことについて、USJユニバーサル・スタジオ・ジャパンは「新型コロナウイルスの影響でレジャーや観光から、いったん遠ざかってしまった方に来場してもらえるいい機会だと考えている。安心・安全に楽しんでもらいたい」と話しています。

USJでは入場前の検温やマスクの着用のほか、パーク内で出会うキャラクターとは距離を取り、直接触れないことを呼びかけるなどして、引き続き、新型コロナの感染防止対策を徹底していきたいとしています。

また、パーク内にはQRコードを活用して、利用者に新型コロナの感染の発生状況を通知する大阪府の「大阪コロナ追跡システム」を導入していて、来場の際には登録してほしいと呼びかけています。