ヨーロッパ株式市場 全面安の展開 新型コロナ感染拡大で

ヨーロッパの株式市場は、新型コロナウイルスの感染が拡大しているドイツやフランスで一段と厳しい規制が導入されることによる影響への懸念から全面安の展開となり、ドイツのフランクフルト市場では4%を超える値下がりとなりました。

新型コロナウイルスの感染が拡大するヨーロッパの株式市場は28日、規制が強化されることによって経済活動に深刻な影響が出ることへの懸念が強まり、全面安の展開となりました。

主な市場の株価指数は前日と比べてドイツのフランクフルト市場でおよそ4.2%下落して終値としてはことし5月以来の安値となったほか、パリ市場ではおよそ3.4%の大幅な値下がりとなりました。

また、ロンドン市場でもおよそ2.6%値下がりしました。

市場関係者は「市場では経済活動が制限される事態が長引くことへの懸念が強まっている。厳しい規制は年内いっぱい続くという見方も出ていて、投資家にとってリスクをとりづらい状況が続きそうだ」と話しています。