クマによる食害 去年の倍以上 9割以上が人里で 秋田県

クマによる被害が全国で相次いでいますが、秋田県内ではクマに農作物などを食べられる被害がことしはすでに去年1年間の倍以上に増えています。被害の9割以上が人里で起きていることがわかり、秋田県は農作物の管理などクマを近づけない対策を徹底するよう呼びかけています。

秋田県内ではことし7月以降、クマに農作物などを食べられる被害が相次いでいて、27日までに警察に寄せられた被害は61件と、ことしはすでに去年1年間の29件の倍以上に増えています。

NHKが秋田県と共同で被害状況を調べたところ、全体の9割以上にあたる59件が近くに住宅がある人里で起きていたことがわかりました。

中には、住宅の敷地内までクマがやってきてクリを食べられた被害や、果樹園で繰り返しりんごを食べられた被害も確認されています。

また、秋田県内ではクマに人が襲われる被害も相次いでいます。ことしは27日までに7人がけが、1人が死亡していて、このうち3人が人里で被害に遭っています。

秋田県は県内全域に「ツキノワグマ出没警報」を出し、農作物の管理などクマを近づけない対策を徹底するよう呼びかけています。