社会

新型コロナ クラスター発生想定し障害者支援施設で訓練 福井

新型コロナウイルスによるクラスターの発生を想定した訓練が、福井市の障害者支援施設で行われ、職員などが入所者のPCR検査のために検体を採取する手順などを確認しました。
訓練は福井市宿布町にある障害者支援施設で職員など30人余りが参加して行われ、1人の職員の感染確認をきっかけに接触のあった複数の職員や入居者の間でクラスターが発生するおそれがあるという想定で行われました。

訓練では入所者に優先的にPCR検査を実施することになり、職員たちは防護服を着用したうえで保健所の担当者をサポートしながら検体を採取する手順を確認しました。

また、服についた飛まつなどが周囲に拡散しないよう注意しながら防護服を脱ぐ練習も行っていました。

訓練を実施した県の福井健康福祉センターの四方啓裕所長は「クラスターの発生では短時間で検査を済ませるなど初動が極めて重要です。施設の職員から感染が拡大する事態に備えて、県としても支援を行っていきたいです」と話していました。

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