「東京外かく環状道路」陥没事故受け 改めて工事中止求める

「東京外かく環状道路」のトンネル工事の方法に問題があると訴えている住民らが、東京地方裁判所で開かれた審理で、今月18日に調布市の住宅街で道路が陥没したことから、改めてトンネル工事を中止するよう求めました。

「東京外かく環状道路」の建設予定地の周辺住民13人は、巨大な掘削機で地下深くを掘り進める方法だと、地中の空気が地上に押し上げられるなど問題があるとして、ことし5月に国や東日本高速道路などに対し、トンネル工事の中止を求める仮処分を申し立てています。

28日、東京地方裁判所で非公開の審理が行われ、住民側の弁護士によりますと、今月18日に東京・調布市の住宅街で道路が陥没したことについて、懸念されていた事故が起きて住民の安全が脅かされているとして、改めて中止を求めたということです。

一方、国側は「ことし12月までに現場の調査を終える予定だ」としたうえで、陥没の原因については「調査中」と述べたということです。

道路の陥没について東日本高速道路は、工事との関係はわかっていないとしていますが、作業を止めて原因の調査を始めています。

会見で、住民側の弁護団の武内更一弁護士は「道路の陥没は明らかにトンネル工事の結果だ。現在は任意で工事が止まっているが、裁判所には命令を出して工事を止めてほしい」と話していました。

東日本高速道路社長は…

仮処分の審理で、住民側が陥没が発生したことを受けて改めて工事の中止を求めていることについて、東日本高速道路の小畠徹社長は「陥没事故と裁判は、直接的に関係はしないと思っているが、今の段階で明確に答えることはできない」と述べました。