東京都 新型コロナ 新たに171人の感染確認 9日連続100人超

東京都は28日、都内で新たに171人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。濃厚接触者のうち、ほぼ半数が家庭内での感染だということです。

東京都は28日、都内で新たに10代から90代までの男女、合わせて171人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では10代が12人、20代が41人、30代が31人、40代が28人、50代が23人、60代が12人、70代が16人、80代が6人、90代が2人です。

都内で1日の感染の確認が100人を超えるのは9日連続です。これで都内で感染が確認されたのは、合わせて3万456人になりました。

28日に確認された171人のうち、およそ51%にあたる88人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ49%の83人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、家庭内が43人とほぼ半数を占めていて、施設内が19人
職場内が16人、会食が3人などとなっています。家庭内では、同居していた20代から30代の男女5人が感染したケースがあるということです。

施設内での感染では、早稲田大学のアイスホッケー部で、部員7人の感染が確認されました。一部の部員は寮で生活していたということです。このアイスホッケー部で確認され、都に報告されたのは合わせて13人になりました。

また、足立区の大内病院では、60代から70代の患者合わせて4人が確認され、都に報告された、この病院の関係者は72人になりました。

一方、都の基準で集計した28日時点の重症の患者は、27日より3人減って30人でした。また、28日に死亡が確認された人はいませんでした。

入院 重症者などの内訳

東京都によりますと、都内で28日までに感染が確認された3万456人のうち、入院中の人は27日より17人増えて951人です。入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は27日より3人減って30人です。

都は28日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。また、自宅で療養している人は27日より15人減って177人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は27日より2人増えて263人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は27日より12人増えて241人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万8373人となっています。