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ぐるなび 54億円の赤字も「Go Toイート」でネット予約2倍以上

飲食店の予約サイト「ぐるなび」の先月までの中間決算は、新型コロナウイルスの影響で、飲食店からのサイトの掲載料収入が大幅に減少したことなどから、最終的な損益が54億円の最終赤字に転じました。一方、今月1日に「Go Toイート」が始まってからは、ネット予約の件数が去年の同じ時期の2倍以上に伸びています。
「ぐるなび」のグループ全体の先月までの半年間の決算は、売り上げが58億円余りで去年の同じ時期を61%下回り、最終的な損益は去年の同じ時期の4億円の黒字から54億円の赤字に転じました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店の休業や外食を控える動きが広がった影響で、飲食店からのサイトの掲載料収入やネット予約の手数料収入が大幅に減ったことなどによるものです。

また、来年3月までの1年間の決算も95億円の最終赤字を見込んでいます。

一方、外食の需要を喚起する「Go Toイート」が始まった今月1日から23日までのネット予約の件数は、去年の同じ時期の2.6倍に上っています。

杉原章郎社長は「飲食店の経営環境は厳しいが、9月以降は回復の兆しが見えている。需要喚起策での効果を利用し、今後の回復につなげたい」と述べました。

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